玄関へ入ると縦ストライプの壁が目にとびこみます。若々しい印象の玄関。
土間から洗面室までを、ひとつなぎにさせているタイル。至ってシンプルに。洗面台の正面は愛らしいまんまるタイルを。タイル職人さんに3色を無作為に並べてもらいました。温もりを感じます。洗面台にはIKEAの洗面ダブルボウルを使用。高額なボウルでなくても心地よく溶け込み、調和しています。SARAH GRACE(サラグレース)のSGDミラークロエハウスグレー色を、玄関ホールと洗面室をつなぐ壁に。世界観をここに深く濃く置いています。
キッチンはオリジナル造作。キッチン下の収納扉の化粧は、他の部屋の収納扉と同じデザイン同じカラー。開き戸ではなく引き出しにし、利便性も確保しています。キッチンのガラス吊戸棚にはケーシングを施し、主役な顔に。
ダイニングと寝室の間に窓を入れ、採光。それに最も好ましいステンドグラスを依頼主様と一緒に都内近郊で見つけることができました。1900年台初頭イギリスのアンティークステンドグラス。ステンドグラスからふわりと光が差し、柔らかな明るさです。
リビングと子供室を緩やかに間仕切る造作パネル壁。計算された収納。海外ドアをオリジナルカラーで塗装。重厚なドアノブ、つまみ。 照明器具。アイアンのカーテンレール。夏はレースの2枚がけ、冬には豊かなドレープのカーテン。子供室のビビットカラーシャンデリア。床は無垢にオスモのアンティークホワイト仕上げ。2段ベッドにケーシング。細部にわたるこだわり。本物を使っているからこそ年月を重ねるほどに、使い込むほどに熟成されていく。